今、日本のお菓子が世界中で人気を集めている。訪日外国人旅行客がお土産として買って帰るだけではない。菓子の輸出額も431億円(2023年)と過去最高を記録。いま世界に"日本のお菓子"ファンが増えているのだ。そんな日本のお菓子人気に目をつけ、毎月定額料金、いわゆるサブスクで世界180の国と地域へ届ける知られざる企業がある。2015年に創業したICHIGO(イチゴ)というスタートアップ企業だ。元々は大手メーカーの製品から選び、詰め合わせて送るサブスクから始まったICHIGOのサービス。いま、力を入れているのが地方の中小メーカーが手がける和菓子を選び世界へ届けること。地方創生にもつながると考えたからだ。10月のサブスク商品のテーマは、元日の大地震で被災した「石川県」。とりわけ能登のメーカーのお菓子を世界へ届けることで、復興を後押しようとする取り組みに密着する。