今日子は名雲の別荘を訪れ、事の説明を求める。名雲は今日子をいさめつつ加賀の心境を伝える。ハヤトとの決戦に拘る加賀を知るからこそ、今日子はそれ以上何も言えなくなってしまうのだった。 ハヤトはエンジントラブルで第4戦、第5戦をリタイヤ。第6戦は決勝でスタートすらできない状態。続く第7戦と第8戦も相次いでリタイヤしてしまう。加賀もどうにか凰呀を手なづけようとするがなかなか納得のいく結果は得られなかった。それを見守るあすか、今日子の心中も穏やかではない。 アスラーダはGIOのスタッフが夜を徹してトラブル解消に奮闘した結果、第9戦で復活する。一方、加賀は凰呀と折り合いが付かないでいた。そんな加賀の前に再び現れた名雲は「凰呀は君に伝えたはずだ」と伝える。そして迎えた第11戦。名雲の言葉で勝利のカギはコーナーだと気づいた加賀。ZEROの領域でギリギリのバトルを続け、ついにドライバーに錯覚を起こさせる驚異のコーナリング「ミラージュターン」を完成させる。しかし、これまでの心身衰弱がたたり、もはや限界の加賀はハヤトをパスしかけた瞬間、気を失いリタイヤしてしまう。