全ては時の中に・・・

最終戦の日本グランプリ予選。ハヤトは好調に高タイムをたたき出す。加賀はZEROの領域で今にも失神寸前になりながら気力を振り絞る中、昔のライバル姿が見えクラッシュしてしまう。病室で目覚めた加賀はフラフラになりながらピットに戻ろうとする。 今日子はそんな加賀をレースから外そうとするが、今日子の気持ちが分かる一方、もう止められないことも知っているあすかは、逆に今日子を説得する。 凰呀の状態は加賀以上に深刻だった。頭を抱えるグレイたち。そこへ突然現れた、ゴーグル姿の「通りすがりのメカニック」はハヤトも加賀とベストな状態で戦いたいことを伝えると、凰呀にも転用できるパーツの供給を申し出、自ら凰呀の修理を手伝い始める。最初は唖然としたグレイだったが、互いの仲間のために協力して凰呀を仕上げるのだった。 そして、同・決勝。加賀はこの一戦にすべてを賭ける証に髪を切り、黒く染めると、ハヤトに最後のチャレンジを挑んだ。序盤からハヤトと加賀の一騎打ちが続くが、ハヤトのすきのないブロックになかなか抜くことができない。諦めかけた時、いつもの「勝ってきなさい」と今日子の声がインカムから聞こえてきた。これ以上ない声援を受けて再び闘志をたぎらせた加賀は、サーキットを駆け抜けた。そして最終コーナー、競り合ったアスラーダと凰呀は、最後に凰呀が根性のブーストをかけたことで逆転。最後の最後に勝利をもぎ取る。一度だけとは言え念願を果たした加賀は宣言通りサイバーフォーミュラを引退しインディに戻る。それはブリード加賀が「加賀城太郎」に戻った日のことだった。

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  • Originally Aired March 17, 2000
  • Runtime 30 minutes
  • Notes Is the series finale
  • Created September 13, 2018 by
    Administrator admin
  • Modified June 6, 2023 by
    김주형