第13回WGP最終戦。加賀はスタートでミスをし、大きく出遅れてしまう。それに巻き込まれた日吉と新型シュティールのグーデリアンは接触してしまいリタイヤに。ローゼンクロイツことランドルがブランクを感じさせない走りで首位、ハヤトもゼロの領域とイナーシャルドリフトで奮闘するが、磨り減った神経は予想以上のダメージとなりスピンしてしまう。次々と抜かれる中に出遅れて順位を落としていたはずの加賀のエクスペリオンが走っていく。加賀は、脅威の追い上げでアンリを追い抜き、レースを振り出しに戻す。 雨が降り出し、他のチームが次々とレインタイヤへ交換していく中、ハヤトはレインタイヤの交換を1ラップ遅らせトップとの差を縮める。アンリとランドルはバトルの末、コースアウト。ランドルはリタイヤ、ピットに戻ってきたアンリは「これ以上走っても無駄だ」とマシンを降りてレースを放棄しようとする。しかし修に叱責され、ピットインしたハヤトに「ついて来い」と指示されると戸惑いながらもレースに復帰する。ハヤトの神業的なドライビングを目の当たりにし、昨夜ハヤトに言われた「何のために走るのか」という言葉を思い出す。そしてアンリが優勝圏内に入り、順位をキープするだけとなった時、加賀を抑える為、ハヤトは更に走りだした。 ハヤトは憔悴する中、加賀に勝ちたい一心でレースを続けるが、新条の隙のないブロックに苦戦。そこへアンリが新条を抑えに駆け付けた。アンリのバックアップで新条をパスし、ハヤトはついにトップの加賀に追いついた。両者ともゼロの領域の中で、限界を超えて走り続ける。そして決