第8戦ドイツグランプリ 決勝。ハヤトはゼロの領域での走行を続け3位に入る。慣れてきたとはいえ、ハヤトの神経がボロボロになることは変わりなく、第9戦スペイングランプリでは、集中力を欠きブーツホルツと接触してしまう。ゼロの領域を使い続けていることに気づいていた加賀は、かつて同じようにゼロの領域に目覚め、事故死したドライバーのことと、本当の恐ろしさ、どれだけ危険かを告げる。 一方、アンリはレース後、新条、ハイネル、グーデリアンに偶然を装って接触。ハヤトの危険走行を注意したら殴られたと涙ながらに訴える。その嘘の告白をハイネルは怪訝に思うが、グーデリアンはすっかり騙されてしまう。新条も新聞にバッシングコメントを掲載。そんな中、修はハヤトが何故、アンリに憎まれているのか理由を伝える。その理由を聞いたハヤトは、ダブルワンのチャンプとして恥じないレースをすることを誓う。 第10戦アフリカグランプリ予選。グーデリアンは危険走行をF.I.C.C.Yに提訴するべく行動を起こした。ブーツホルツも声をかけられるが、毅然とした態度でそれをはね退け、グーデリアンに説教をする。 同 決勝は霧の中でのレースとなった。しかし、ゼロの領域の中で走るハヤトに視界不良は関係ない。一人、ハイスピードで走るハヤトは、今期2度目の1位でフィニッシュする。 その頃、アオイ本社では新条の解雇が議題となっていた。