ブーストレバーが引けなくなったハヤト。 身体的な異常ではなく、精神的な後遺症の可能性が高いという。あすかを尋ねたみきはハヤトが苦しんでいることを伝え「今のハヤトにはあすかの助けが必要だ」と説得する。 一方、新条はハヤトを心配するミキの姿に嫉妬し、ますます苛立ちが募る。そんな新条にアンリは「みきがハヤトに特別な感情を持っている」という噂があると吹き込む。 第7戦ノルウェーグランプリ。密かに会場を訪れていたあすか。その姿を発見したクレアは、自分の経験を元に「どうしようもないと思う男でも別れることができないなら自分が諦めるしかない。それなら、気を揉むより少しでも手助けをしたい」という答えに辿りついたと、「自分自身の為に選ぶことだ。」とあすかに話す。 決勝に臨んだハヤトはやはりブーストが使えず引き離される。その時、インカムからあすかの声が。 「私も一緒にブーストレバーを引く」と。あすかの支えを得て、ハヤトはレバーを握りしめる。 そして、あすかのカウントが始まり、2人の気持ちがひとつになった瞬間、ハヤトの腕はスムーズにブーストレバーを引き、アスラーダを加速させることができた。ゼロの領域に再び襲われつつも、それを上手く使い、3位に出る。嫉妬に駆られた新条はレースの勝敗を投げ出しハヤトの邪魔をしようとするが、ハヤトはまたもゼロの領域を使い新条を抜き去る。そのまま、トップのアンリも抜き、今期初の1位を勝ち取るのだった。