柾樹(内田朝陽)の実家である盛岡の老舗(しにせ)旅館にやって来た夏美(比嘉愛未)は、大女将(おかみ)・カツノ(草笛光子)や女将の環(宮本信子)が列席する喜寿の宴席の仰々しさに驚く。はじめは遠慮ぎみの夏美だったが、すぐに持ち前の明るさで大勢の親せきたちに溶け込んでいった。カツノは蔵で後かたづけをする夏美を見て座敷わらしと見間違える。はたして夏美は加賀美家に幸福をもたらす座敷わらしなのか、それとも…。