新年を迎えた1月3日、藪下依子(杏)の実家に谷口巧(長谷川博己)がやってくる。そこには、依子の叔母の富田初枝(田島令子)と、叔父の富田康行(田口主将)も来ていたが、巧は横浜から慣れない東京への移動と緊張で絶不調だった。
数日前、巧を、新年恒例の行事に誘ってはどうか、と依子に進言したのは藪下俊雄(松重豊)だった。ところが、巧はその誘いをあっさりと断ってしまう。怒った依子は、自分の家族に会おうとしないのは結婚の意志がないからだ、と交際終了を宣言。慌てた巧は、島田宗太郎(松尾諭)と佳織(国仲涼子)に相談。するとそこに依子が現れる。谷口留美(風吹ジュン)も巻き込んで話し合った結果、行事に参加すべく、依子の指導の下、対策が練られることになった。
そして迎えた1月3日、行事はまず「あいさつ」から始まった。1人ずつ順番に姿勢を正して前年の総括と今年の抱負を述べ、終わると一同で礼をするというものだが、あまりの迫力に巧は萎縮してしまう。
そんな頃、あろうことか和装でキメた鷲尾豊(中島裕翔)が訪ねてくる。早速、スマートかつ爽やかにあいさつをする豊に、初枝と康行は拍手喝さい。さらに、豊は俊雄とも盛り上がり始め、巧は一層、居心地が悪い。豊を気にいった初枝は、依子に豊と付き合ってみたらどうか、と猛烈にプッシュする。今まで考えたことがなかったという依子は悩み始め…。