草々と四草に次いで、喜代美は兄弟子の草原に落語の悩みを相談に行きます。「“まくら”の間は受けているのに、本題に入ったとたんお客さんが離れていく気がする」という喜代美の悩みに、草原の妻・緑が強く反応します。実は緑は大学時代、落語研究会に所属するアマチュア落語家だったのです。いつしか話題は、草原と緑のなれ初めへと変わっていきます。