喜代美の初高座は肝心のオチを間違えてしまい、さんざんな結果に終わりました。打ち上げの席では母や奈津子らに慰められますが、喜代美は落ち込んだままでした。その夜、喜代美は部屋で一人、涙で枕をぬらします。隣室の草々もその気配に気づきますが、声をかけられません。翌朝、無理に明るく振る舞う喜代美を見て、草原ら兄弟子たちはあの手この手で励まそうとします。