独学で落語のけいこを始めた喜代美ですが、連日の無理がたたって風邪をひいてしまいます。喜代美は熱でもうろうとした意識のまま、亡き祖父・正太郎との思い出の落語のテープを聴きつづけますが、ついに倒れてしまいます。そこに突然、福井から父・正典が現れます。寝込んだ喜代美の看病をしながら、正典は草若に思いがけないことを頼みます。