工房で倒れた祖父・正太郎に、もはや回復の見込みはありませんでした。喜代美は必死になって祖父のラジカセを病室に持ちこみ、病床の祖父に落語を聴かせます。陽気な落語の声に、母・糸子も父・正典も不謹慎とは思いつつも、笑いをこらえきれません。皆の笑い声に意識を取り戻した祖父は「一回きりの人生。ぎょうさん笑ろた方がええ」と喜代美に伝えます。