焔モユル (柳楽優弥) はクリエイター志望の大阪芸術大学1回生。とんこ先輩 (山本美月) に憧れバドミントン部に入部するが、自分の才能にはかなりの自信家だ。最初の課題・パラパラ漫画もかなりの自信作だったが教室では庵野ヒデアキ (安田顕) の作品に人だかりが出来ていた。あまりのレベルの高さに驚愕するモユル。次でリベンジを誓うが山賀ヒロユキ (ムロツヨシ)、赤井タカミ (中村倫也) など、強力なライバルが頭角を現し…。
自分の才能にかなりの自信を持っていた焔モユル (柳楽優弥) だったが、強力なライバルが続々と現れ自信喪失。漫画家を目指すことを決意しアニメ研究会の矢野 (浦井健治) に自身の作品を見せるが、あっさり画力と覚悟の無さを指摘される。さらに本屋のおばちゃん (山野海) に聞かれたアニメをほとんど説明できず、そんな自分に落ち込む日々だったが…?
漫画家を志すも、突破口をふさがれてしまった焔モユル (柳楽優弥)。漫画に新しい道はないとアニメーターを目指すことに。大学でCM制作の課題が与えられた焔は、グループを組まず、1人アニメで挑むべく高価な道具も買い揃えたが、肝心のアイデアが出て来ない。それどころか頭の中は森永とんこ (山本美月) や津田ヒロミ (黒島結菜) のことばかり。焦り始めた焔は、ヒントを得ようと聖地と呼ぶアニメ店へ向かうのだが…。
庵野ヒデアキ (安田顕) のアニメを観て、打ちのめされた焔モユル (柳楽優弥) は、再び漫画家を目指すことに。東京の出版社へ持ち込みをすべく、作品制作に取りかかる。その頃、庵野はひたすらアニメを描き、赤井タカミ (中村倫也) は人形特撮に没頭。課題と関係なく取り組む様子に「2人を捕まえておけば一生安泰」と思う山賀ヒロユキ (ムロツヨシ) だった。夏休みの終わり、焔は岸本 (大水洋介) とついに東京へ乗り込む。
東京にやってきた焔モユル (柳楽優弥) と岸本 (大水洋介) は、朝から出版社への漫画の持ち込みを始める。不安げな岸本に対し、焔は自信満々だ。ところが最初に訪れたサンデー編集者からは、表紙のみコピーされたものの、作品へのコメントは特に無し。ジャンプ編集者・MADホーリィ (佐藤二朗) も、一通り目を通したあと、漫画の話もそこそこに、運ばれてきたハンバーグに夢中。気ばかりが焦る焔は…!?
持ち込みをした焔モユル (柳楽優弥) と岸本 (大水洋介) だが、どこにも引っかからなかった。しかも庵野ヒデアキ (安田顕) が2年生の課題発表に参加することを知り、焔は言葉を失うが、森永とんこ (山本美月) の励ましもあり自信を取り戻す。そんな中、焔は、あだち充作品を読みながら、時代は学園漫画だと考えるが、高橋 (足立理) にはSFで行くべきと言われ、悩み始め…。
庵野ヒデアキ (安田顕) への対抗心で自動車教習所に通い始めた焔モユル (柳楽優弥)。しかし教官が厳しく、仮免に落ち続け、教習所で出会った岩瀬ジュン (市川由衣) にも先を越され、ここでも苦悩の連続…。肝心の漫画は内容が決まらず迷走中。森永とんこ (山本美月) にも早く描くよう促されるが、取り掛かる気配はない。その頃、ライバル・庵野にはSF大会のオープニングアニメ制作の依頼が舞い込み…。
庵野 (安田顕)、山賀 (ムロツヨシ)、赤井 (中村倫也) は、SF大会のアニメ企画責任者・岡田トシオ (濱田岳) の豪邸にいた。イベントで度肝を抜くアニメを上映したいと熱く語る岡田。彼が放つオーラに3人は圧倒される。一方、MADホーリィ (佐藤二朗) から新作が読みたいとの連絡が入った焔モユル (柳楽優弥) は、ようやく漫画を描き始める。ところが簡単だと思っていた学園漫画で、思いがけない壁にぶつかり、頭を悩ませる。
焔モユル (柳楽優弥) たちは2年生の春を迎える。庵野ヒデアキ (安田顕) らは岡田トシオ (濱田岳) の家で、イベント用のアニメ制作に勤しんでいた。一方、焔はMADホーリィ (佐藤二朗) に漫画の描き直しを要求され、さらに大学では3分間のフィルム制作という課題が出されていた。庵野に負けじと、アクションヒーローもののアニメを作ることを決意する焔。新たな手法を思いついたと息を巻くが、物語の深みの無さに悩み出す…。
ついに焔モユル (柳楽優弥) のアニメが上映された。しかし期待とは裏腹に静まり返る会場…。居たたまれなくなった焔はその場でうずくまり落ち込んでしまう。その頃、岡田トシオの家では着々とアニメ制作が進行。庵野ヒデアキ (安田顕) ら3人の完璧なフォーメーションに岡田は最高のアニメが出来上ると確信していた。一方、森永とんこ (山本美月) に慰められすっかり立ち直った焔は、漫画の描き直しに取り掛かろうとするのだが…。
焔モユル (柳楽優弥) は、庵野ヒデアキ (安田顕) らが作ったアニメを見て、想像以上の出来に打ちのめされてしまう。しかし庵野が東京に来るよう誘われていたことを聞いた焔は、自分もそうなるべく奮起。漫画を完成させ、上京を妄想しながら連絡を待っていた。そしてついにMADホーリィ (佐藤二朗) から電話がかかって来るのだが…。