ヂヂリウムが存在するかもしれないバララント軍の補給基地跡を目指して、フィアナを背負ったままのキリコは歩き続ける。その跡を追うゾフィーとの、無言の旅は続く。だが、苛烈な環境に酸素ボンベの減りははやい。ついにゾフィーの酸素ボンベは底をつき、酸欠となって倒れてしまう。やがて、しばらくして意識を取り戻したゾフィーの酸素ボンベは、新品に交換されていた。ゾフィーが気を失っている間にキリコが交換したのである。しかし、これによってキリコは自らの酸素を減らすこととなってしまう。自分たちの生命を危険にさらしていることを承知の上で、フィアナもまたボンベの予備を渡すことを頼む。 そして、補給基地へ辿りつけぬまま、キリコたちの酸素ボンベも底を突こうとしていた。死を覚悟したその瞬間、キリコは自分たちがいる場所が戦場跡であったことに気づいた。残骸の中から、小型宇宙艇を発見するキリコ。そこで酸素ボンベを見つけたキリコは、ここで戦闘が行われたのは、奇しくも自分がリドでフィアナと出会った日であったことを知る。フィアナの酸素ボンベを交換し終えたキリコの前に、銃を手に入れたゾフィーが現れた。その引き金にかけられた指が絞り込まれようとした時、ゴウトたちのバギーが現れた。バニラが間一髪ゾフィーを制止するも、バララント軍の偵察機が襲ってくる。一同はキリコの指示で、補給基地跡に逃げ込んだ。 ようやく、キリコはフィアナをヂヂリウムに浸すことができた。ゾフィーはなおも復讐を試みるが、ココナがつかみかかる。自身も戦災孤児であるココナが、再生武器商人のゾフィーに向けた