地上でイプシロンとキリコの戦闘が始まった頃、衛星軌道上ではバララント軍がテルタインに対して攻撃を加えていた。秘密会談によって、テルタインがギルガメス軍所属の艦ではないことが確認されていたのだ。 軌道上での戦闘の余波は地上にも及びだす。バララントの攻撃によりイプシロン隊も窮地に陥り、ゾフィーのアジトは壊滅した。ゴウトたちは自力で脱出し、キリコとフィアナはトレーラーに乗り込んだ。キリコたちのトレーラーの後を追うゾフィー。レッドショルダーに家族を殺されたゾフィーは、決してキリコを赦すことができなかったのだ。隙を見てゾフィーはキリコを襲うが、逆に捕らえられてしまう。しかし、キリコはそんなゾフィーを黙って荒野に解放するのであった。 その夜、キリコとフィアナは廃棄ドームの中で野営をしていた。しかし、フィアナがヂヂリウムの欠乏によって発作を起こしたため、キリコは補給基地跡に向かうことを決意する。そこへバララント軍の偵察隊が襲いかかってきた。キリコたちの位置を、ゾフィーが密告したのだ。キリコは偵察隊を撃退するも、トレーラーとATを失ってしまう。全身の硬直が始まったフィアナを背負って、歩き始めるキリコ。そして、その後を執念深く追うゾフィーの姿があった……。