次期法皇の座に関して、法皇に示唆を与える長老会議も大詰めを迎えていた。会議の大勢はグノー枢機卿へと傾きつつあったが、モンテウェルズのもとに一人の使いが駆け寄った。使いの者は、フィアナのコールドカプセルがここアレギウムに運び込まれたことを告げる。モンテウェルズは主張する。それはキリコ蘇生が何者かに仕組まれたことであり、自分を陥れようとした者の罠である、と。名指しでグノーを指弾することによって、モンテウェルズは一気に優勢となる。だが、これはモンテウェルズ自身が仕組んだ謀略であった。 一方、巡礼者たちにまぎれ込んで惑星ジアゴノへ到達したキリコとゴディバは、フィアナを奪回するべく行動を起こしていた。だが、キリコはゴディバに対して、フィアナの再凍結を依頼する。 モンテウェルズの謀略を目の当たりにしたテイタニアは、キリコとの避けられない闘いを前に、フィアナのもとヘ向かう。そして、フィアナの蘇生を命じた。キリコにとっての負い目をなくそうと考えたのだ。だが、目覚めたフィアナは、テイタニアに対して思いも寄らぬ願いを托す。キリコを愛して欲しい、と。 その頃、キリコは根本聖堂に向かって動き始めていた。それを報を受けた長老会議は「秩序の楯」たるテイタニアの出撃を求める。だが、モンテウェルズは自分にそれは出来ないと告げる。正式に叙任を受けた者に命令できるのは法皇のみ。ここに至り、法皇テオ8世は次期法皇をモンテウェルズとすることを宣言、モンテウェルズはただちにテイタニアに出撃を命じた。 やがて、モンテウェルズの謀略を知ったグノー枢機