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Season 3 - 日本 逆説の60-90s

  • S03E01 日本 逆説の60-90s 60年代 第1回

    • August 8, 2023
    • NHK

    歴史に埋もれたリアルをさまざまな映像から再発見するシリーズ初回。高度成長の豊かさが語られる60年代だが、歪みも。大島渚ら若手監督たちが新しい波を起こす。女優・加賀まりこも時代の空気を証言。松岡正剛も実感を語りつつ、日本のサブカルチャーの特異性を語る。この国の「曲がり角」はどこにあったのか?「青春残酷物語」「ニッポン無責任時代」…。サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる、戦後日本もう一つの軌跡

  • S03E02 日本 逆説の60-90s 60年代 第2回

    • August 15, 2023
    • NHK

    64年東京オリンピックは日本の復興を世界に印象づける華やかな祭典だったが、突貫工事での東京大改造は様々な影ももたらしていた。人々はテレビに娯楽を求め、「夢であいましょう」などバラエティー番組で放送作家たちが大活躍。笑いの中に隠されていた批評性は?「乾いた花」「にっぽん昆虫記」「肉弾」、近代化による豊かさの中で見失われていたのは?サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる、戦後日本もう一つの軌跡。

  • S03E03 日本 逆説の60-90s 60年代 第3回

    • August 22, 2023
    • NHK

    60年代後半は、若者たちの反乱に象徴される闘争の季節。全共闘運動に没入した彼らは当時人気を呼んだ任侠映画に何を見たのか?アンダーグラウンド演劇のメッセージは?大島渚の予感とは?「昭和残侠伝」「博奕打ち 総長賭博」「土方巽と日本人」「新宿泥棒日記」。三島由紀夫も絶賛した安田講堂攻防戦の年の芥川賞受賞作が問いかけていたのは?高度成長と闘争の季節という熱い60年代の実相を考える。戦後日本もう一つの軌跡。

  • S03E04 日本 逆説の60-90s 70年代 第1回

    • August 29, 2023
    • NHK

    大阪万博、よど号ハイジャック、三島由紀夫自決、光と影が交錯した年から始まった70年代。「書を捨てよ町へ出よう」「あしたのジョー」日活ロマンポルノ…。闘争の時代の残滓がくすぶる中憂鬱と屈折の中でサブカルチャーが花開こうとしていた。アンノン族が日本再発見に旅に出る。松岡正剛、林真理子らが社会の空気を証言、そこから時代を可視化する。サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる、戦後日本のもう一つの軌跡。

  • S03E05 日本 逆説の60-90s 70年代 第2回

    • September 5, 2023
    • NHK

    ノストラダムスの大予言、ユリゲラーの超能力、72年にはあさま山荘事件が起きくすぶっていた学生運動の熱も急速にさめていく。田中角栄の列島改造論に一時沸いた世論もオイルショックで頓挫、時代の空気は屈折を抱えこむ。「ゴジラ対へドラ」「仁義なき戦い」「日本沈没」…「結婚しようよ」「神田川」…、夢に向かって直線的には進まない時代、小さな幸せを求める歌声がヒットソングとなる。70年代の憂鬱が後にもたらすのは?

  • S03E06 日本 逆説の60-90s 70年代 第3回

    • September 12, 2023
    • NHK

    核家族化が進み「ニューファミリー」が流行語となった70年代後半、東京郊外の団地は若い家族でにぎわい、コンビニエンスストアが掲げる便利さが全国へと広がっていく。そんな時代に逆行するかのような地方の古き家族をめぐる物語「犬神家の一族」が大ヒット。続く「野生の証明」など、角川映画のメディアミックスの時代へ。インベーダゲームにSFアニメブーム、「太陽を盗んだ男」に描き出されていた、豊かさの中の空虚とは?

  • S03E07 日本 逆説の60-90s 80年代 第1回

    • September 19, 2023
    • NHK

    華やかな景気のいい時代、バブル伝説でばかり語られがちな80年代だが、様々な葛藤が潜在していた。経済大国と称されることに晴れ晴れしさとともに戸惑いも感じていた日本人。広告文化、ギョーカイ的な「軽チャー」が行き交う中、YMOは、糸井重里は何を見ていたのか?「おいしい生活」に「なんとなく、クリスタル」。ポップとシリアスが交錯する時代、サブカルチャーという逸脱の精神から見えてくる戦後日本のもう一つの軌跡。

  • S03E08 日本 逆説の60-90s 80年代 第2回

    • September 26, 2023
    • NHK

    マンザイブームにニューアカデミズムにコムデギャルソン論争…、価値紊乱の時代に様々なサブカルチャーの花が咲き高度大衆消費社会の繁栄を謳歌する日本。映画界も「戦場のメリークリスマス」に「楢山節考」、「家族ゲーム」に「逆噴射家族」と、大作、異色作が注目を集める。そこには繁栄の中で「出口無き」資本主義のレースから降りられない人々の疲れ、時代が人々に課していた歪な状況も見えて来る。戦後日本のもう一つの軌跡。

  • S03E09 日本 逆説の60-90s 80年代 第3回

    • October 3, 2023
    • NHK

    女子大生ブームの後は女子高生ブーム、普通の子がアイドルになる時代に、アイドル自身が自らの姿をカリカチュアライズする「なんてったってアイドル」が大ヒット。世はバブル景気、「私をスキーに連れてって」がトレンディな時代をそのままに映し出せば、「ゆきゆきて、神軍」「コミック雑誌なんかいらない」が虚実皮膜の時代を描き出す。80年代終盤の「帝都物語」は最早行き着くところまで行った東京の未来を予感していたのか?