60年代後半は、若者たちの反乱に象徴される闘争の季節。全共闘運動に没入した彼らは当時人気を呼んだ任侠映画に何を見たのか?アンダーグラウンド演劇のメッセージは?大島渚の予感とは?「昭和残侠伝」「博奕打ち 総長賭博」「土方巽と日本人」「新宿泥棒日記」。三島由紀夫も絶賛した安田講堂攻防戦の年の芥川賞受賞作が問いかけていたのは?高度成長と闘争の季節という熱い60年代の実相を考える。戦後日本もう一つの軌跡。