新選組は江戸に帰りついた。近藤は妻の看病で傷を癒し、原田・永倉は江戸の旧友に会い、土方は新選組再建のため奔走した。彼らは甲府城を守るよう命令され「甲陽鎮撫隊」として甲州に向かうが、ここでも官軍との戦に敗れて敗走する。原田と永倉は新選組の名を捨て、旗本たちと一緒に戦おうと近藤たちを誘う。だが近藤は席を蹴ってたつ。月明かりの中、近藤の傍らに立つのは土方だけだった。