大坂の幕府軍は江戸にひきあげることになった。土方は重傷の山崎烝をおいていこうとするが、山崎の「誠の旗のもとで死にたい」という願いをききいれ、連れていくことにする。出発の直前、ずっと山崎の看病にあたっていた許婚の久江が、自分を今、山崎の妻にしてほしいと言う。近藤を仲人に二人は祝言をあげた。新選組を乗せた船は大坂を出た。山崎は船中で息たえ、水葬されるのだった。