<ラインナップ> 〇古墳時代、前方後円墳の謎 〇ヤマト政権の成立 〇仁徳天皇陵、今の教科書では違う名称? 〇埴輪とは何だったのか <内容> 今回は古墳が盛んに造られた古墳時代。西暦250年頃、最初の前方後円墳とみられる箸墓古墳が築造される。権力者の墓として、それまでにない巨大な古墳の登場は、強大な力を持つ政治勢力が生まれたことを示している。300年代前半には、実在した最初の天皇と考えられている10代崇神天皇の墓とされる行燈山古墳が築造されたことから、このころヤマト王権が成立したとみられる。ヤマト王権は勢力を広めていき、その様子は、前方後円墳が全国に造られていったことから推察される。そして400年代には、日本最大の大山古墳(仁徳天皇陵)をはじめとする巨大な古墳が河内地方にいくつも造られる。しかし、ヤマト王権の政治体制が整っていくにつれて、巨大な前方後円墳は造られなくなっていく。代わって、内部にカラフルな文様や絵画を描いた装飾古墳が登場し、やがて古墳時代は終焉を迎える。