明子が寝室でキャリーバッグに急いで荷物を詰めていると敏郎が帰宅してくるが、荷造りをしていることに気づかれないよう、いつも通りに対応する。これからリモート会議があると言う敏郎は、いつになく上機嫌で、明子のぎこちない笑顔と動揺には気づかず、リビングで会議を始める。隣の部屋では、明子が昨日敏郎にプロポーズされてもらった小さな箱を手に取り、中に入っているキラキラと輝く指輪を見つめている・・・。