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All Seasons

Season 1 - 東京編

  • S01E01 第1話 「アンスティチュ・フランセ東京」

    • August 16, 2020
    • Television Osaka

    春野藤(池田エライザ)は、「乙女建築」なる写真をSNSでアップしている植草千明(田口トモロヲ)とメッセージを交わす中、一緒に名建築でランチをすることに。 訪れたのは、1952年にフランス語学校として設立されたアンスティチュ・フランセ東京。 設計したのはル・コルビュジェに師事した日本モダニズム建築の第一人者、坂倉準三。 トリコロールカラーの色使い、アートに囲まれた教室、世界に2つのみと言われる2重構造のらせん階段を目の当たりにし、感銘を受けた藤は次第に「乙女建築」に惹かれていく。そして、友人綾子(小川紗良)とカフェ開業に向けて話し合い、決意を強めるのであった。

  • S01E02 第2話 「自由学園明日館」

    • August 23, 2020
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)が元カレから預けられたぬか床を悶々とした気持ちで混ぜていると千明(田口トモロヲ)から「女子校でランチしませんか?」とのお誘いが…。 向かったのは世界的建築家フランク・ロイド・ライトが設計した自由学園明日館。ステンドグラスを使わずに幾何学的な窓枠や桟でそのイメージを表現したホール、建物との調和を考えた六角形の家具など、100年前に建てられた女子校の中に数々の「乙女建築」を発見する。増築された講堂など「名建築の時代を経ての変化」を目の当たりにし、千明の言葉から自分も変わらなければと感じた藤。色々な悩みから少し前向きな気持ちになってゆく。

  • S01E03 第3話 「現存する日本最古のビヤホール」

    • August 30, 2020
    • Television Osaka

    カフェの開業に向け自宅でカレーの試作品を作っている藤(池田エライザ)と綾子(小川紗良)。そこに千明(田口トモロヲ)から「麦畑でランチしませんか?」とメールが…。 向かったのは現存する日本最古のビヤホール、ビヤホールライオン銀座七丁目店。 装飾のコンセプトは『豊穣と収穫』。麦の穂を現した柱、ビールの泡をモチーフにした白くて丸い照明、開店当時からのレトロなタイル…「乙女建築」に触れ盛り上がる藤と千明。ランチには名物の牛煮込みとビーフカレーを頂く。そこで仕事の話になり、今の仕事をあまり楽しめていない事、つい友人と自分を比べてしまう事など、藤は抱えていた悩みを千明に打ち明ける。

  • S01E04 第4話 「東京都庭園美術館」

    • September 6, 2020
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)は会社帰りに偶然、千明(田口トモロヲ)が若い男と肩を寄せあい楽しそうにしている姿に遭遇する。2人の関係が気になる藤に千明からランチの誘いが… 向かったのは、もとは宮家の邸宅として建てられた東京都庭園美術館。 朝香宮夫妻は、パリで生活した経験があり、壁飾りから家具、照明にいたるまで、当時最新のフランスの建築様式、アール・デコで統一されている。 二人のパリでの記憶が詰まったこだわりの邸宅だが、妃殿下は住み始めてわずか5ヶ月で 亡くなったという…。ランチの後、意を決して若い男の存在について聞いてみると、 想像だにしなかった千明のプライベートが明らかに…

  • S01E05 第5話 「目黒区総合庁舎」

    • September 13, 2020
    • Television Osaka

    千明(田口トモロヲ)が行きつけの喫茶店でマスター(三上寛)と談笑していると、藤(池田エライザ)から名建築巡りの誘いの連絡が。今回の行き先は、目黒区総合庁舎。 まず目に入ってきたのは、格子状のアルミ鋳物で建物の全面を覆った圧巻の外観。そして、中へ入ると現れるのが階段の名手・村野藤吾の傑作と名高い螺旋階段。あたかも宙に浮いたかのような浮遊感をもたらすレトロフューチャーなデザインに感心する藤。ランチは屋上庭園で千明が買ってきた愛知発祥のダイワのフルーツサンドを頂く。そこで藤は仕事を辞めようと思っていることを打ち明ける。

  • S01E06 第6話 「国際文化会館」

    • September 20, 2020
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)が休日に西荻窪を散策していると犬に吠えられている千明(田口トモロヲ)に遭遇する。後を付けてみるとそこは千明行きつけの喫茶店だった。 ランチに誘われ向かった先は六本木。緑豊かな3000坪の敷地に佇む国際文化会館。日本近代建築の3大巨匠、前川國男、坂倉準三、吉村順三によって設計された。 庭師・小川治兵衛の傑作として名高い日本庭園があり、その庭園を望むように大谷石、障子、木製のサッシなど日本的要素を取り入れ建てられたモダン建築だ。 昼食でフレンチを頂きながら、千明独自の「幸せの見つけ方」に触れた藤はぶつかってばかりいた綾子に謝る決意をする。

  • S01E07 第7話 「山の上ホテル」

    • September 27, 2020
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)が千明(田口トモロヲ)行きつけの喫茶店でマスター(三上寛)に気になっていた千明の仕事や家族について尋ねていると、千明からランチを誘うメールが 2人が向かったのは多くの文豪に愛されたアール・デコ様式の山の上ホテル。特別に直木賞作家の山口瞳、田辺聖子指定のスィートルームや、席数わずか9席の隠れ家風のバーを見学させてもらう。 ランチの後、注文したのは名物のプリンアラモード。可愛らしいスワン型のシューが乙女心をくすぐる逸品だ。帰宅後、藤は千明のアドバイスを受け、綾子(小川紗良)との関係を修復することに。そんな彼女の元に突然、元カレの健吾が現れる。

  • S01E08 第8話 「旧白洲邸 武相荘」

    • October 4, 2020
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)の元に突然、元カレの健吾(サトウヒロキ)が現れた。カフェ開店までは恋愛禁止と決めていた藤の気持ちが揺れる。そこに名建築巡りを誘うメールが…。 向かったのは白洲次郎とその妻正子の終の棲家「武相荘」。1916年型の愛車ペイジや、『君こそ僕の発想の源、究極の理想』と妻正子に向けて書かれたポートレートなど、ゆかりの品を見て回り、白洲夫妻が武相荘で過ごした日々に想いを馳せる。 ランチには次郎が愛した親子丼とエビカレーを頂く。 千明と話し、気持ちのふっきれた藤は健吾との関係よりもカフェ開業に向け突き進む決意をする。そんな中、思い詰めた綾子から電話が…。

  • S01E09 第9話 「国際子ども図書館」

    • October 11, 2020
    • Television Osaka

    綾子(小川紗良)から、元カレに求婚されロンドンについて行くと告げられた藤(池田エライザ)。カフェ開業をあきらめ落ち込んでいた所、名建築巡りを誘うメールが…。 向かったのは上野にある国際子ども図書館。明治39年に東洋一の図書館を目指して建設されたルネサンス様式のレンガ棟、そして後に安藤忠雄により増築されたガラスに覆われたアーチ棟、その新旧の融合が見どころ。ランチに昔懐かしいナポリタンを頂いた後、藤はカフェが出来なくなったことを千明(田口トモロヲ)に打ち明ける。そんなやりきれない気持ちの中、綾子が再び藤の家にやってくる。

  • S01E10 最終話 「江戸東京たてもの園」

    • October 18, 2020
    • Television Osaka

    夢であったカフェ開業は無期限延期になった。そんな中、藤(池田エライザ)の元に千明(田口トモロヲ)から「建築のテーマパークでランチしませんか?」と連絡が…。 向かったのは江戸時代から昭和中期までの、文化的価値が高い30棟の歴史的建造物を移築し、展示をしている江戸東京たてもの園。神社仏閣を想起する唐破風が印象的な昭和初期の銭湯や、木造モダニズムの傑作といわれる前川國男邸などを見学する。 カフェ開業を諦めた藤から名建築巡りの弟子を休会したいと申し出を受けた千明だが、もう1か所案内したい場所があるという。向かったのは建築模型士である千明に関係のある場所だった。

Season 2 - 大阪編

  • S02E01 大阪編 第1話 綿業会館

    • August 18, 2022
    • Television Osaka

    春野藤(池田エライザ)の大学時代の友人、堀川美和(佐藤玲)は、大阪で一人暮らしをしているが、事情により一時的に滋賀の実家に帰ることに。 そこで美和は大阪で飼っている亀の世話を藤にお願いをする。藤自身も仕事の都合上、長期有休消化という流れでこれ幸いと、美和の家で過ごすことになる。 また、SNS で植草千明(田口トモロヲ)が関西の名建築巡りをしていることを知っていた藤は、千明に大阪にいることを伝え一緒に名建築でランチをすることになる。 二人が久しぶりの再会を果たしたのは昭和 7 年に日本綿業俱楽部の建物として開館した「綿業会館」。昭和初期、大阪では紡績業が栄え、人口は東京よりも多く、世界でも第 6 位の巨大都市だった。そ の頃を“大大阪時代”と呼び、当時建設された多くの建築が今もなお残っている。藤は綿業会館の繊細 かつ壮大な造りに感銘を受ける。

  • S02E02 大阪編 第2話 生駒ビルヂング&芝川ビル

    • August 25, 2022
    • Television Osaka

    植草 (田口トモロヲ)は、昔なじみの喫茶店の女将(安奈淳)に京都の姉に会いに行かないのかと問われるが、名建築巡りを言い訳にし、藤(池田エライザ)をランチに誘う。 最初に向かったのは、大大阪時代に街のランドマークとして親しまれた時計台のある生駒ビルヂング。アール・デコを基調にした乙女建築に心躍り、また戦時中、接収されず残った時計塔の鐘や、焼夷弾の跡が残る床など、激動の時代を生き抜いた建築の歴史にも触れ感動する藤と千明だった。 次に向かったのは、南米マヤ・インカの装飾を纏ったエキゾチックな雰囲気の芝川ビル。 建築巡りを終えた2人はビルの1階にあるお洒落なベトナム料理でランチを楽しむ。 帰宅後、休暇中にもかかわらず仕事の連絡が来た藤。美和(佐藤玲)にそんな上司の愚痴を言うのだが…

  • S02E03 大阪編 第3話 船場ビルディング&大阪農林会館

    • September 1, 2022
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)は学生時代からの友人・美和(佐藤玲)の他人へのかかわり方にもどかしさを感じていた。そこへ千明(田口トモロヲ)からランチのお誘いが。 最初に向かったのは、オフィスと住居を併せ持つ大阪発のユニークで革新的なビルとして注目を集めた船場ビルディング。外観は比較的簡素だが、中に入ると機能性、構造性、装飾性に富んだ建物となっている。 次に向かったのは、1930年に建てられた商業ビル大阪農林会館。 階段や古い時計、シャンデリアが当時の姿のまま残っており時代を感じることができる。 昼食でイタリアンをいただきながら、藤は千明に美和への思いを打ち明ける。

  • S02E04 大阪編 第4話 大阪ガスビルディング&日本銀行大阪支店旧館

    • September 8, 2022
    • Television Osaka

    千明(田口トモロヲ)は日課の散歩中に起きるある出来事に腑に落ちないものを感じていた。藤(池田エライザ)がカメに餌をやっているとそんな千明からランチの誘いが入る。 最初に向かったのは、日本の近代建築の父と称される建築家・辰野金吾によって設計された日本銀行大阪支店旧館。外観はベルギー国立銀行などをモデルにしたといわれ、古典主義の流れを受け継いだデザインとなっている。 この日、2人がランチに向かったのは大阪ガスの本社として建てられた通称ガスビル。眺めのいいモダニズム建築の食堂で名物のカレーと洋食ランチを堪能する。 藤が家に戻ると、美和(佐藤玲)が実家から帰ってきていた。藤は美和に対して思っているまっすぐな気持ちを話すのだが…。

  • S02E05 大阪編 第5話 神戸女学院

    • September 15, 2022
    • Television Osaka

    美和(佐藤玲)の高校時代の友人が借りていた本を返しに訪ねてきた。藤(池田エライザ)は高校時代の美和について話を聞き、美和を責めていたことを後悔する。 この日、千明(田口トモロヲ)から誘われ向かったのはアメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズによって1933年に建てられた名門女子校、神戸女学院。 建築様式は、スパニッシュ・ミッションスタイルで統一されているが、一つ一つの建物ごとにデザインが異なっている。学食でのランチ後、屋上で景色を見ていると、千明に姉から連絡が入る。

  • S02E06 大阪編 第6話 大阪市中央公会堂&大阪府立中之島図書館

    • September 22, 2022
    • Television Osaka

    散歩中に再び「挨拶しない男」と遭遇した千明(田口トモロヲ)。その男と目が合ってしまうのだが…。そして藤(池田エライザ)の元にはそんな千明からランチの誘いが入る。 二人が向かったのは大阪のシンボル、ネオルネッサンス様式の美しい外観をもつ大阪市中央公会堂。岡田信一郎の設計案を基に、辰野金吾と片岡安が仕上げ、1918年に完成した。 そのスケールの大きさ、シャンデリアやステンドグラスなどの美しい装飾に息をのむ2人。 ランチは隣にある中之島図書館のカフェで北欧の郷土料理スモーブローをいただくことに。今回の大阪での滞在を振り返る藤と千明。新しい経験を経てちょっとだけ成長を感じた二人であった。

Additional Specials

  • SPECIAL 0x1 スペシャル 横浜編

    • January 23, 2021
    • Television Osaka

    藤(池田エライザ)と千明(田口トモロヲ)は仕事が忙しく最近連絡を取っていない 。 と、そこへ 久しぶりに千明から横浜 の名建築巡りの誘いの連絡が入る 。 向かったのは、日本を代表する建築家・前川國男が手掛けた神奈川県立図書館と音楽堂。 前川の師匠ル・コルビュジエ譲りの美しい色彩でデザインされた壁や、太陽光の取り込みを綿密に計算した外壁のブロ ックなど、戦後を代表するモダニズム建築を堪能する。 横浜の名建築巡りをしている中、千明が横浜へやって来た本当の目的を察した藤は、千明をホテルニューグランドへ誘う。 そこで千明を待っていたのは、気品のある女性、宇野依子(加藤登紀子)。 渡したいものがあると彼女が差し出したのは 、 建築家であった 父・幸一 による手書きの設計図であった…。