シベリア流刑となったラスコーリニコフ。しかし彼に本当の意味での反省はまだ見られなかった。彼は命の大切さとは何かを理解することができずにいたのだった。 追い詰められたラスコーリニコフは、ついに自首。心神喪失による犯罪とみなされ、シベリア流刑を言い渡された。裁判の後、ラスコーリニコフを愛するようになったソーニャは、刑務所の近くへ移り住んで会い続ける。だが、ラスコーリニコフはソーニャに心を開かず、自殺した方がましだったと思うのだった。第4回では、ラスコーリニコフに罪を自覚する時は訪れるのか、また生まれかわるには何が必要かを考える。