All Seasons

Season 1

  • S01E01 強制わいせつ罪のリアル

    • October 22, 2009

    全国初の裁判員制度が始まったその朝。 フリーターの北森夫は東京地方裁判所(地裁)で傍聴券を求める列に並ぶバイトをしていた。北に声をかけてきたのが、趣味で裁判の傍聴をしている“傍聴マニア”の山野。「裁判ほど面白いものはない」という山野は、北を傍聴に誘う。 一度は断った北だが、偶然にミニスカートの可愛らしい女性・美和を見かけ、その後を追って裁判所の中へ。待ち受けていた山野は北に、その日行なわれる裁判が書かれた「開廷表」の見方と傍聴のノウハウを教える。傍聴はすべてタダ。人気のある裁判以外は傍聴券など必要なく、法廷の扉を開ければ裁判はすぐに見られる――そして北は初めての傍聴を体験すべく、408号法廷の扉を開いた。

  • S01E02 不倫OL恐喝事件の真相

    • October 29, 2009

    フリーターの北森夫は “傍聴マニア”の山野、検事を目指す法学部の学生・美和に出会い、裁判の傍聴にハマった。 この日、北は山野のアドバイスで女性が被告である刑事裁判を集中的に傍聴することに。女性の刑事裁判は全体の1割しか行われず、被告が美人の場合もあるという。

  • S01E03 キャバ嬢ストーカー裁判

    • November 5, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は今回、615法廷での「ストーカー規制法違反」の裁判を傍聴する。 事件はキャバクラ嬢・桃花が、客の田浦をストーカー行為で訴えたもの。20代の若い娘に熱を上げ、接客行為を恋愛と勘違いした哀れな30男の犯罪か……と思いきや、田浦は「彼女とは付き合っていた。僕はストーカーではない」と起訴状を全面否認。検察と弁護人の主張がまるで食い違う初の否認事件に、北は興奮を隠せない。弁護人は田浦が「桃花のプライベートな携帯番号を知っていたこと」「お互いの家を行き来する仲だったこと」「田浦の両親に桃花が会っていること」を交際の根拠として挙げる。なるほど確かに2人は付き合っていたのかもしれない――。

  • S01E04 人気スター覚せい剤裁判

    • November 12, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は今回、412号法廷での「覚せい剤取締法違反」の裁判を傍聴する。 が、傍聴席に入ったとたんにびっくり!周りは全員、暴力団関係のコワモテ軍団で埋め尽くされていたのだ。そして被告人に「懲役15年」の判決が出たとたん、男たちは「組長!お勤めがんばってください!」と叫んだ。傍聴マニアの山野によると、組長が裁かれるときには組員が見届けに行くのだという。その迫力にすっかりビビッてしまった北は「もう覚せい剤裁判はこりごり」と言う。 が、北はロックバンド「ポチョム菌」のボーカル・エイゼンシュタインが被告人の覚せい剤裁判あると知り、一転して興味津々になり傍聴に向かう。北は「ポチョム菌」の大ファンだったのだ。

  • S01E05 美人医大生謎の猟奇殺人

    • November 19, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は、507号法廷での「殺人未遂・銃刀法違反」の裁判を傍聴する。検察官は美人で攻めも鋭いビューティー星川。被告人は美人の芹沢夕実(21)。北と傍聴仲間の山野は「ダブルビューティーだ」と浮かれる。 被告人の芹沢は大学医学部に通う学生で、教授も一目置くほどの秀才だった。芹沢は医学部でエリートコースを辿る男・茅ヶ崎と恋愛関係になったものの、半年後茅ヶ崎に新しい恋人ができたために別れを告げられる。しかし芹沢は諦めきれずに茅ヶ崎の恋人をマンションで待ち伏せ、金槌を後頭部めがけて振り下ろした。被害者の女性は全治10ヶ月の重傷。

  • S01E06 黙秘する殺人犯は同級生

    • November 26, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は、702号法廷での「殺人未遂」の裁判を傍聴する。被告人は右田玲(27)。彼女を見たとたん、北は目を見張る。そして玲も北に気づいた。なんと玲は北の高校時代の親友だったのだ! 玲は演劇部の部長を務め、東京で女優を目指しているはずだった。「あの玲が殺人未遂!?」と信じられない北。そして玲の裁判が始まった。

  • S01E07 運命を変えた裁判

    • December 3, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は、721号法廷の「殺人未遂」を傍聴する。被告人・久保貴史はモデルの恋人の浮気を疑い、彼女の家に押しかけてキッチンにあった包丁で彼女を刺し重傷を負わせた。殺意はなかったという久保に、美人検察官・ビューティー星川は被害者の携帯電話の受信ボックスの最大保存数が一件足りない事実を上げ、被告人が被害者に脅迫メールを送り、その後証拠隠滅のためそれを消去したのではないかと問い詰める。さらに星川は脅迫メールに怯えた被害者がメールを別の男性に転送したこと、ゆえにメールが送信ボックスに残っていることを突き止めていた。

  • S01E08 法廷中が涙した究極愛

    • December 10, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は傍聴仲間の山野や美和と、最近男の被告が泣く裁判のパターンが多すぎると話す。「ムショはつらいから刑を軽くしてくれ」と泣くスーパーの万引き男、酒を飲んで大暴れし「金輪際酒は飲みましぇん!」と大泣きする男――そんな裁判にうんざりしていた北たちは、その日、その場にいた誰もが涙を流さずにいられない、ある裁判を傍聴することになる。

  • S01E09 援助交際が生んだ悲劇

    • December 17, 2009

    傍聴にハマったフリーターの北森夫は、街でティッシュ配りのバイト中に援助交際らしき女子高生とおじさんのカップルを目にする。「援交してる人間って世の中にどのくらいいるのだろう?」――そして北は援助交際が絡んだ608号法廷の「児童買春、児童ポルノに係わる行為等の処罰及び児童の保護に関する法律違反」を傍聴する。

  • S01E10 裁判員も傍聴もやめる!

    • December 24, 2009

    傍聴をやめた北のもとに、なんと裁判員裁判の呼び出し状が届いた。事件は殺人。かつてラグビーのスター選手だった被告人・早川が夜道で元チームメートにタックルして殺したというもの。早川は弁解することなく殺意を認め死刑を希望していた。しかし弁護人は傷害致死罪が妥当だと主張。殺人か傷害致死か―裁判員たちの意見は殺人罪に傾き、北も流れに逆らえずにいた。自信をなくした北をかつての傍聴仲間・山野と美和は叱咤する。北はもう一度裁判に向き合おうと決心し、ある疑問に突き当たった。そしてその疑問は被告人が言おうとしなかった真実の扉を開くことになる――。