降りしきる雨、走ってくる男性。その姿は必死に誰かを探しているようで…。地面に倒れて動かないウエディングドレス姿の女性。その血まみれの手には結婚指輪が――。交際1年の恋人で、交番勤務の警察官・朝田虎松(田中圭)にプロポーズされた週刊誌のエース記者・闇原こころ(高畑充希)は、あふれ出さんばかりの幸せをかみしめていた。こころの相棒カメラマン・加賀美圭介(町田啓太)や、虎松の先輩警察官・世々塚幸雄(小手伸也)ら春陽町の人々も自分のことのように大喜び! 祝福モード全開で盛り上がっていた。結婚式や新居について相談する2人だが、「結婚式は夜がいい」「日当たり良好な家はちょっと…」というこころと、「虫が出るのなんて無理」という虎松の意見がかみ合わず、なかなか話が進まない。しかも、虎松が「実は吸血鬼」というこころ決死の告白を冗談だと思っていることも発覚。虎松に軽く笑い飛ばされ、こころは絶望してしまう。