波多野卓巳(相葉雅紀)たちは、術後の感染症で間質性肺炎とARDS(急性呼吸窮迫症候群)という重篤な肺疾患を患ってしまった、町田恭一郎(中原丈雄)の治療法のカンファレンスを始めた。そして、生体肺移植だけしか治療の手段がないという結論に至った。生体肺移植は患者の近親者からの臓器提供が望ましい。卓巳は恭一郎の2人の息子、真一(要潤)と恵介(石田卓也)に状況を説明して臓器提供の意志を確認。すると、恵介は二つ返事で同意するが、真一には拒否されてしまった。恭一郎には両肺を移植しなくてはならない。1人の提供者から両肺を移植するわけにはいかないので、真一の同意がなければ手術は行えない。だが、医師が移植を勧める事は出来ないため、卓巳は再び真一のもとへ向かう。 その卓巳は、自らの出生の秘密を探るうちに行き当たった斉藤健(高橋一生)の主治医となった。橘歩美(多部未華子)は行方不明となっている父親の居場所に近づこうとしている。高木淳二(田辺誠一)、荻原雪代(小池栄子)たちも、それぞれの過去や直面する医療問題の答えを得ようとしていた。