鉄平(木村拓哉)は自身が専務を務める阪神特殊製鋼の敷地内に、2年後に自社高炉を完成させる計画を立案。建設に必要な総予算250億円を集めるため奔走する。鉄平は、100億円の融資を父・大介(北大路欣也)が頭取を務める阪神銀行に依頼。さらに、サブバンクの大同銀行にも融資を依頼する。鉄平の熱意に突き動かされた大同銀行の三雲頭取(柳葉敏郎)は、この申し出を快諾。鉄平の夢を心から応援することを誓う。一方、大介は大蔵省が進める金融再編の波にのみ込まれないように必死で画策していた。大介は娘婿で大蔵官僚の美馬(仲村トオル)を通じて他行の弱点を探ろうと躍起になる。