バチスタ事件から9カ月後、東城医大付属病院で脳の腫瘍を取り除く手術を受けた少年・岡部巧(中島健人)が、オペの数時間後に原因不明の脳幹出血を起こし、植物状態となった。執刀医は、数々の難手術を成功させてきた優秀な脳神経外科医・西園寺正也(遠藤憲一)。両親を亡くした巧を引き取って育てている叔母の岡部貴美子(宮地雅子)・幸一(下村彰宏)夫婦は、手術は成功したと聞かされていたにもかかわらず、巧の意識が戻らないことに強い不審を抱き、病院を起訴する構えだ。手術後、謎の植物状態に陥った少年の身に起こった原因は、術中のミスなのか? それとも何者かによる故意の犯行なのか…?