「術死は続く、これからも。これは、完璧に仕組まれた、犯罪である」―田口(伊藤淳史)に届いた怪文書の報告を受けた白鳥(仲村トオル)は、一連の術死が殺人だと確信を深める。そしてチーム・バチスタのミーティングに出向き、記録映像が盗まれた「ケース29」だけ他の手術より心臓の切除範囲が大きいことを指摘。だが桐生(伊原剛志)は、患者の心臓が拡張していればいるほど切除範囲も大きくなるだけのことだと説明し、鳴海の診断には全幅の信頼を寄せているとその疑いを退ける。 そんな桐生と鳴海(宮川大輔)の関係をいぶかしんだ白鳥は、田口に鳴海の裏を探らせようとする。田口は記録映像に映らない病理医は映像を盗む必要がないと反論するが、桐生を庇っている可能性もあると示唆される。田口が鳴海に会いに行くと、鳴海も桐生との不自然に強い結びつきをほのめかす。