尾張を目前にして、信玄は倒れました。一方、信長は将軍家との和睦(ぼく)に失敗し、緊張が高まりました。しかし、武田軍は長篠城へ退き動きません。その間に信長は、二条城を囲みました。父・信虎が三十年ぶりに病の床の信玄と対面し、「天下をとるのじゃ!」と叱責(しっせき)するのでした。