子・義信は信玄に、謀反(むほん)の張本人は自分であることを訴え、切腹を願い出ます。しかし、信玄は義信を東光寺に幽閉しました。「父を他国に追い、我が子を幽閉したおのれに、鬼のごときものを感じてならん」信玄はそう思いました。飯富虎昌は最後まで義信をかばって切腹します。