下地島基地の面々は、先発と後発の2組に分かれて温泉への慰安旅行に出発した。露天風呂ですっかりくつろいでいた美風たちだが、そこになんと教官の岩崎和馬が現れる。この風呂は混浴だったのだ。彼と鉢合わせてうろたえていた沙也華だったが、突然「大事なお話があります」と言うと岩崎を連れていった。 2人はいったいどんな話をするのかと、興味津々になって沙也華たちの後をつけて盗み聞きを始めた美風たちだったが、その話とは、美風が召喚された査問委員会の話だった。2人によると、天体危機管理機構に不穏な動きがあるというのだ。 さらに、この旅行についてきていた、いつも基地の近くにいる飛行機マニアの話によると、天体危機管理機構は彗星に関する一部の情報を隠蔽しているという。ところがその話は、秘密工作員だの宇宙人だの未来人だの、どんどんとんでもない話になっていった。