下地島基地の格納庫には、ストラトス・ゼロという巨大な航空機が眠っている。これは、天体危機管理機構が初期に開発していた宇宙迎撃機で、成層圏までしか上がれない飛行機ではなく、単体で宇宙まで上がれる宇宙機であった。天体危機管理機構は当初この航空機で彗星迎撃を行おうとしていたが、迎撃方法が、コメットブラスターによる宇宙空間での迎撃と、メテオスイーパーによる地上からの迎撃の二段階に分けられてしまったため、ストラトス・ゼロは完成することなく放棄された。その機体を、佐古が個人的に組み立てていたのだ。 美風たちは、この機に乗って宇宙に上がることに興味を持ち、佐古の修理を手伝う。そんな美風のことを「コメットブラスターの道から逃げている」と言っていた宮沢翼も、結局修理を手伝うことに。そして見物人が集まる中、ストラトス・ゼロのエンジン燃焼試験が行われようとしていた。