小谷チヨ(広末涼子)と一緒に、初めて産婦人科に行った平尾隆之介(竹野内豊)。小松原医師(沢村一樹)が見せるチヨのお腹に宿った小さな命に、隆之介は感動する。順調な発育を2人に説明する小松原だが、なぜかチヨの姉、亜紀(石田ゆり子)にこだわる。 産婦人科からの帰り、チヨは隆之介に2人と子供の将来設計を語りだした。一徹に勝手に仕事を辞めさせられたチヨが夢見る未来の家庭の裕福さに隆之介はドキッ! 今乗っているツーシーターの車さえ、3人になったら使えないのだ。 川口英太郎(阿部寛)のマンションに、亜紀、有森みさと(片瀬那奈)、新庄巧(妻夫木聡)、田中和正(酒井敏也)、昌子(今井陽子)が揃って隆之介の車を巡っての作戦会議。そこでチヨは、意外にも安かった隆之介の給料の現実を知らされる。それでも隆之介は、大事な車は手放せないと言い張った。 翌日、隆之介の仕事場に母の公子(木の実ナナ)から電話が入る。仕事を終え、チヨも呼んで家に帰った隆之介を、公子は夕食を作って待っていた。チヨの母、淑子(高林由紀子)から夫の一徹(千葉真一)が捻挫して寝ていると報された公子は、この機会にみんなで一徹の下へ改めて隆之介とチヨの結婚決意表明に行こうと思い立ったのだ。だが、相変わらず綾小路麗奈(井上佳子)を呼んでいた公子。チヨとのバッティングは隆之介によって避けられたが、公子の勘違いは別の方向へ。 決意表明当日、チヨが頼りにする亜紀は同行しないと言い出す。仕事だと言う亜紀だが、念入りな化粧に、英太郎も怪訝な顔。英太郎にも断られ、結局一人実家に向かうチヨ。隆之介の車には公子が乗っているためだ。 その頃、みさとは巧とデート中。ホテルに誘っても何もしなかった理由をただすみさとに、巧は仕方なく「ある事」を告白。と、別のテーブルにいた男が巧の話を聞いて近寄ってきた。巧をしきりにほめる男は小松原医師。小松原もデートの真っ最中だと言う。みさとと巧が見た小松原のデートの相手は・・・。 一方、小谷家では動けない一徹へ公子と淑子が結託して、隆之介とチヨの結婚を承諾させる作戦が続いていた。