近未来の日本を舞台に、時の内閣総理大臣に代わって日本を治める大統領を各世代の代表者で決める“SEDAI WARS”というバトルロイヤルを描く。主人公はゆとり世代の“SEDAI”に選ばれた出場者・柏木悟(山田裕貴)。日本をどの世代に委ねるのかを決める“SEDAI WARS”が開催され、柏木は各世代の思いが渦巻く戦いに参加していく。
「SEDAI WARS」とは、各世代から10人ずつ選ばれた代表者「SEDAI」たちが、VRフィールドで戦うというものだった。全国民が注目する中始まったVRフィールドでのバトルは、それぞれの気合と集中力が勝敗を左右する。悟(山田裕貴)らSEDAIたちは一人ずつ「覚醒」し、独自の技を繰り出しながら激闘を繰り広げていく。
「SEDAI WARS」が始まり、間もなく4人が敗退。勝ち残った6人による後半戦が後日行われることに。6人は一躍時の人となり注目を浴びるが、ミレニアル世代の代表・西條萌(浅川梨奈)は高校でいじめに遭っており、ロスジェネ世代の代表・白井優子(真飛聖)は、仕事と介護に明け暮れる生活に疲れ切っていた。
「SEDAI WARS」の後半戦が始まり、6人の出場者が「初代大統領」の座を懸けて激闘を繰り広げる。だが、悟(山田裕貴)だけは戦いに積極的ではなく、「みんな仲良く」では駄目なのかと提案する。そんな悟の思いもむなしく、敗退者が続出。最後に勝ち残ったのは、団塊世代の山尾(西岡徳馬)だった。
団塊世代の山尾(西岡徳馬)が日本国の初代大統領となってから半年が経過した。山尾は“モーレツに働く日本人”の復活を目指したが、休みのない日々に国民の不満が爆発し、あっけなく失脚してしまう。程なくして、再度「SEDAI WARS」をやり直すことが発表されるが、悟(山田裕貴)は疑問を抱く。
悟(山田裕貴)は、安藤元首相(大友康平)の秘書だった愛(長澤奈央)に接触。愛は悟と同じく、誰が2度目の「SEDAI WARS」の開催を決めたのか疑問に思っており、悟らに情報を提供する。記録映像を確認したところ、議員たちがVR式コミュニケーションアプリ「NTMY(ネトマイ)」の「女神ステージ」をプレーしていたと判明する。
「SEDAI WARS」計画の背後で糸を引いていた黒幕は、悟(山田裕貴)ら「SEDAI WARS」の参加者たちを強制的にVR世界へと転送し、そのままVR世界の中に閉じ込めてしまおうとする。だが、悟は黒幕のアバターである「NTMY(ネトマイ)」のマスコットキャラクター・GEN(ジェン)を倒せば、自分たちがVR世界から脱出できることに気付く。