夏の暑い時期に気をつけなければならない病気といえば、熱中症や脱水症状などがありますが、実はそれよりも恐ろしい病気がありました。
それは、あるとき突然心臓が異常にけいれんする病気、その名も「心房細動」。
この病気を抱える人は、全国に推定で130万人いるとされていますが、実にそのおよそ4割の方が、自分の心臓がけいれんしているという自覚がないといいます。
放置しておくと、大変。気づかないうちに心臓の内部で“あること”が起こり、それがある日突然手足や臓器を壊死(えし)させたり、突然死を招く危険もあるのです。
そこで今回は、この「気づきにくい心臓けいれん」=心房細動をごく簡単に自分で早期発見する方法や、けいれんが起きる意外なメカニズム、さらに最新の治療法まで、とことんわかりやすくお伝えします。