昭和22年9歳の川原喜美子(川島夕空)は、父の常治(北村一輝)、母のマツ(富田靖子)、二人の妹と共に大阪から信楽へ。事業に失敗して借金がある川原家は貧しく、食事は芋ばかり。そのため転入した小学校で、喜美子は初めての給食に大喜びする。妹の直子にうらやましがられていると、父・常治が帰宅。夕食は卵入りのおかゆだと宣言する。思わぬ展開に心躍らせる喜美子だが、ごちそうの理由は常治が連れてきた謎の男だと知る。