滋賀・信楽の女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)。土と炎に向き合う女の物語。昭和22年9歳の喜美子(川島夕空)は父の常治(北村一輝)母のマツ(富田靖子)2人の妹と共に大阪からやってきた。転入した小学校に向かう途中、喜美子は野生のタヌキに出くわす。後をつけていくと、地面を掘り返す男(村上ショージ)の姿。たずねると陶芸家で焼き物を作る土を集めていると言う。喜美子は土が売り物になると知り驚き興味を持つ。