1993年の秋。小学6年生の有明功一(齋藤隆成)、4年生の泰輔(嘉数一星)、1年生の静奈(熊田聖亜)の3人兄妹は、両親に内緒で獅子座流星群を観に行く計画を立てる。夜中にこっそりと家を抜け出した彼らが自宅へ戻ると、そこには変わり果てた両親の姿があった……。2008年の夏。両親が殺害されてから14年経った現在。大人になった功一(二宮和也)は、親代わりでもある林ジョージ(尾美としのり)が経営するカレーハウス「ジョージクルーニー」に勤めていた。功一は、毎日のようにハヤシライスを注文する珍客・戸神行成(要潤)や、ジョージから借金をしている弟・泰輔(錦戸亮)のことで頭を悩ませる日々が続いていた。そんなある日、店にある男がやって来た。それは、父・幸博(寺島進)と母・塔子(りょう)が殺害された事件を担当した刑事・柏原康孝(三浦友和)だった。時効まであと3ヶ月だと伝える柏原に対し、功一は泰輔や静奈(戸田恵梨香)とは「会っていない」と嘘をつく。数日後、功一は一流企業で働いているはずの末っ子・静奈が、街中で“キャンギャル”をやっていると知る。理由を問いただしてみると、上司・高山久伸(桐谷健太)から嫌がらせを受けて会社を辞め、「エステティックアドバイザー」という資格を取得するため、30万円もの大金を、ある女に払ったからだという……。それが“資格商法”という詐欺であることに気付いた功一は、静奈を欺いた女を探し、騙し取られた30万円を奪還するため、ある作戦を立てるのだが……!?