朝、遅刻して来たオーランド伍長。急いで陸軍情報部の局舎正門へと駆け込もうとした彼は、路上に置かれたカゴを発見する。中には、生後間もない赤ん坊と「立派な軍人に育て上げて欲しい」という文面の書き置きがあった。 不意の珍客に右往左往する陸情3課の面々。意外にも、赤ん坊はオーランドが抱きかかえると泣きやむのだが、いつまでもそうしているワケにはいかない。ハンクス大尉は養育施設への引き渡しを命令しかけたが、アリス少尉は子捨てへの憤りから親探しを買って出る。ハンクスも「戦災復興」の一環として、これを許可。乳飲み子をおぶったオーランドを残し、一同は喧噪の闇市へと向かう。