ゴミ屋敷、孤独死、ひきこもり。既存の法や制度では救いきれない“制度のはざま”に陥り、自らはSOSを出せない人々を「地域の課題」と捉え、行政と連携しつつ住民とともに解決に取り組む、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)という仕事が今、注目を集めている。その第一人者が大阪・豊中の社会福祉協議会の勝部麗子。「一番厳しい人を見捨てる社会は、誰もが見捨てられる社会」と語る勝部の終わりなき闘いの日々を追う。