ギラギラした光は、もういらない。世界的照明デザイナー・東海林弘靖の流儀は、“居心地がよい暗闇”に宿る。緻密な計算と感性によって作り込まれた光と影の交錯に、人は安らぎを覚え、時に涙する。その原点は、東日本大震災。計画停電や節電で、町から光が消えた。自分の存在理由が揺るぐ中、答えはなんと、南太平洋の島にあった! この秋挑んだのは、九州随一の城下町の廃虚…人々の心に灯をともす、起死回生のアイデアとは?