リオデジャネイロ五輪で400メートル個人メドレーを制し、「水の王者」となった萩野公介(25)に独占密着。リオ五輪以降、主要な大会で優勝なし。「水泳がつらいです」と漏らし、海外を放浪した。東京五輪を目指し復帰したものの、待っていたのは試練。ブランクが響き、タイムが上がらない。しかし、萩野はもう逃げなかった。やがてパズルのピースがはまり始める。転落から再起へ。水の王者の知られざる闘いが明らかになる。