新型コロナウィルスとの闘いの最前線となった大学病院で、何が起きていたのか?次々に搬送されてくる患者たち…そこは戦場だった。「記録に残したい」という病院の意向もあり、ディレクターが2か月にわたって常駐し、小型カメラで撮影した。陣頭指揮を執っていたのは、感染症のスペシャリスト・笠原敬。日々摩耗していく現場にあって、笠原は常にひとつ先の景色を見ていた。未知のウィルスに立ち向かう医療従事者たちの記録。