朋田の運転する車にはねられ意識不明の状態に陥った愛美を前に、「あの薬さえなければ、愛美はこんな目に遭わなかった」とマモルは鈴木に掴みかかる。しかし鈴木は言葉も無く、ただうなだれる。 一方、父・勝之助に認められたい一心で愛美をはねた朋田だが、勝之助には「お前は手段を間違った」と冷たく突き放され、行き場を失う。そして、深見の第一秘書として彼を支えてきた沼部も、的場の追及によってとうとう窮地に追い込まれる。――愛美の運命は?新薬の行方は…?――開かれた瞬間から、数々の災厄を放ったパンドラの箱。果たしてその最後に残っていたものとは…