愛美が死んでしまったと思い込んでいるマモルは、復讐のため朋田を待ち伏せして刺傷してしまう…。その頃緑川医院の病室には、すやすやと眠る愛美の姿があった。犯した罪の重さと新薬の開発…ジレンマに苛まれながらも、どうしても抗がん剤を作り上げたい――そんな鈴木を諭すように、緑川はある提案をする。一方、千葉県警が現場検証を行っている朋栄ホスピタルには的場の姿があった。品川の事件からは手を引くと告げられたものの、到底納得のいかない的場は、単独で捜査を続けていたのだ。しかしそんな的場の前に、二人の男が立ちふさがり…。翌朝、駅の売店に並ぶ週刊新星の見出しには“新型の抗がん剤発見か”の文字が。太刀川のリークによってそれぞれの思惑は新たな方向へと動きだす――