小平丈太郎(生田斗真)は二階堂かほり(真木よう子)とカヌーに乗っているときに、四万十川にかかるこいのぼりを見た。それは、藤井順一(桐谷健太)が今井春菜(木村文乃)と丈太郎を東京に帰さないため、四万十のすごさを見せようと準備したものだった。順一は、自分が案内する前に見られてしまったことに落ち込むが、東京に戻るつもりはないという丈太郎の言葉に安心する。
そんな折、丈太郎は大河内欣治(ミッキー・カーチス)をリハビリテーションセンターへ連れて行く。そこには松本弘樹(柄本佑)がいて、欣治は弘樹を見るなり握手を求めるが、弘樹は応じない。弘樹はかつて、甲子園出場をかけた県大会の決勝でエースとして登板。甲子園出場は果たせなかったが、弘樹を四万十のヒーローだという欣治は再び手を差し出す。しかし、弘樹はそれを無視する。
順一から、少年野球チームのコーチが負傷したと聞いていた丈太郎は、弘樹に臨時のコーチを頼むが、断られてしまう。
そんな日の夜、丈太郎は、道端にバイクを停めていた森下彩花(香椎由宇)に声をかける。バイクが故障し動かなくなったという彩花を自分の車に乗せた丈太郎は、話の流れで地元の名所を教えてくれと頼み、彩花は快諾する。
その後、サンリバーにやってきた丈太郎を、かほりが見つける。かほりは丈太郎が上機嫌な理由を見抜ぬき、彩花には彼氏がいるのでは、と言う。そんなところへ順一が来て、臨時コーチが見つからないことを嘆く。それを聞いた丈太郎は・・・。