28歳の派遣社員・小平丈太郎(生田斗真)は、正社員への登用を目前に解雇されてしまう。そして、それが原因で恋人からも別れを切り出される。焦った丈太郎は仕事を探すが、自分を採用してくれそうな会社は見つからない。そんな折、ネット検索で偶然見つけた高知県・四万十市の「地域おこし協力隊」の募集ページに目が止まった。
同じ頃、大学病院で働く二階堂かほり(真木よう子)は、出身地である四万十の市民病院への異動を打診される。アメリカの研究所で働くことが夢だったかほりには受け入れがたいが、断ることはできなかった。
そして後日、丈太郎とかほりは、同じタイミングで四万十市の駅に降り立った。飛行機の中でかほりを見かけていた丈太郎は声をかけるが、受け流されてしまう。そんな丈太郎を迎えたのは、地元出身で「地域おこし協力隊」の隊長・藤井順一(桐谷健太)だった。一方、かほりには姉の島田さより(国仲涼子)の迎えがあった。
順一に連れられ市役所の「地域おこし課」にやってきた丈太郎は、課長の日下哲也(松重豊)から地元の高齢者のサポートを頼まれる。そして、案内された住居で、不動産会社の今井春菜(木村文乃)を紹介された。
翌日、丈太郎は高齢者たちを市民病院へ送って行く。すると突然、ひとりの女性の具合が悪くなる。診察室から現れた看護師の森下彩花(香椎由宇)はすぐに、医師に声をかけた。そこにいたのは、かほりだった。お互いを認めた丈太郎とかほりは・・・。