ブルーのヒヨコがかえるはずだったのが、生まれて来たのは黄色のヒヨコだった。カラーヒヨコ事業化のため、範朝(西村雅彦)は街の金融業者から借金をしていたが、その上妻の実家からも、こっそり金を持ち出していた。そのため範朝は店の売上金を横領するか、権利書を流用してさらに借金するかの選択に追い込まれていた。
結局、権利書を持って借金に行こうとしたところ、休店にもかかわらず和田(伊藤俊人)の指導による、禄郎(筒井道隆)、しずか(山口智子)、梶原(小野武彦)、政子(鈴木京香)、大庭(白井晃)ら、従業員たちのコーラス練習のため、店に来た。皆の前に出るに出られない範朝。
範朝は一枚だが、CDを出したことのある元プロ歌手。やがておだてられるまま指導をすることになり、その間に上着のポケットにこっそり入れた売上金を政子に見つけられてしまう。千石(松本幸四郎)もやって来て、今度は権利書も見つけられてしまった。義兄をかばう禄郎だが、皆の気持ちはおさまらない。範朝は、これまで通り店にいられるのだろうか。店の運命は・・・。